10月

ロンドンにて『赤白つるばみ』上巻
カヴァーの下絵中の図。

12時間のフライトのあと
駆け足で見るつもりだった
「私のマーガレット展」に
思わずたっぷり1時間半かけ、

神保町で制作部、資材部さんも一緒に
単行本の打ち合わせをし、

合間に根津と銀座で職人技に触れ、

新宿にて「音楽と人」の
対談 。
と、充実 。





9月9日

『A国生活』で書いたときには
まだまだ先だと思っていたけれど、
スコットランドが本当に独立するかもしれない。

ドリーはイギリスの羊じゃなくなって
ユニオンジャックから青い部分がなくなるんだろうか。

固唾をのんで見まもっている。






6月

北アイルランドの北海岸線に(だいたい)沿って
ロンドンデリーからベルファストまで
レンタカーで横断。2泊3日の旅。

14世紀の廃墟 ダンルース カッスル
スチュアート家が植えた ダーク ヘッジ
六角形の石柱群 ジャイアンツ コーズウェイ
滝のある森の散歩道 グレナリフ フォレスト











5月末日

9月のマーガレット展のための
展示原稿を

ツイッターでの回答なども参考に
編集さん達と選んだあとで
実際に原画を見たら、うち1枚が
結構派手に修正跡のあるページで、
あえてこれを展示するのか…?
と、やや葛藤中。

昔ビアズリーかハリー・クラークの原画を
ギャラリーで見たとき、
一カ所修正跡があって、
ビアズリー(かハリー・クラーク)でも
修正をするのか!
と思ったのが強烈な記憶なので
(強烈な記憶のわりにビアズリーだったのか
ハリー・クラークだったのかは思い出さない。)
修正跡が見られるのも原画の醍醐味…
とは思うけれど
でもどうだろう。一カ所じゃないし。

しかも、見るまで忘れていたのだが、
写植を絵の上に直に貼られるという
まさかの受難のページでもあった。
(「カシャ」の部分。)

何だったらその痕跡も見えます。






4月18日 Good Friday

今週末イースターなのをすっかり失念していて
金曜(Good Friday/休日)
土曜(普通の土曜)
日曜(Easter Sunday)
月曜(Easter Monday/休日)
と、いろいろなものごとが火曜まで機能していないので
結構困ったことになったが、
諦めておとなしく困ることにした。

グッドフライデーは
キリストが死んだ日で、
ホット クロス バンズというほのかにスパイシーな
レーズン入りパンを食べるのが
クリスマスにクリスマスプディングを
食べるのと同程度のポピュラーさなのであるが、
クロスは磔の十字架を表現している。
それを食べる。

あまりに大量にスーパーやパン屋の棚に
並んでいるので
実は美味しいんじゃないかと思って
たまに食べてみるとやっぱり
特になんてことのない干しブドウパンです。






3月9日

牛乳を買いに、渋々外に出たら春だった。
ロンドンの桜はなぜかいつも早い。

あれからもう3年になろうとする。
思うことがありすぎて
文字にするのは難しい。